窪塚洋介の真骨頂は、言語や文化の壁を易々と飛び越えるそのグローバルな感性にある。マーティン・スコセッシ監督の映画『サイレンス』での世界デビューを経て、BBCとNetflixの共同制作ドラマ『Giri/Haji』では、ロンドンと東京の闇を跨ぐ複雑な役柄を怪演。海外批評家からも絶賛を浴びた。
日本映画界の枠組みに留まらず、世界の映像表現の最前線で戦い続ける彼の姿勢は、挑戦を恐れない生き様そのものだ。ジャンルを超えた作品選びと、作品ごとに全く異なる人間味を注入する才能は、40代を迎えてなお研ぎ澄まされ続けている。