映画のメガヒットを受けて製作されたテレビドラマ『来来!キョンシーズ』は、社会現象と呼ぶにふさわしい狂騒を巻き起こした。台湾の大手放送局である台湾電視公司と日本の放送局がタッグを組んだこの試みは、当時のアジア圏における画期的なメディアミックスの先駆けだった。
放映当時、日本の子供たちはこぞってテンテンのポスターを部屋に貼り、息を止めてキョンシーの真似をした。台湾電視公司のスタジオでは、過密なスケジュールの中で日台のスタッフが入り乱れ、言葉の壁を越えた熱いクリエイティビティが火花を散らしていたという。当時の熱気は、単なる流行を超えて、昭和から平成へと移り変わる時代の空気そのものを象徴していた。