VTuberの日常的な生配信の多くは、タレント本人の自宅に設置された専用の配信部屋から届けられています。ここで最も重視される設備が、生活音の遮断と大音量の叫び声を防ぐ「防音室」です。
部屋の中に独立した組み立て式の防音カプセル(ヤマハのアビテックスや簡易防音ブースなど)を配置し、内部の壁面には反響音を抑える吸音材を隙間なく敷き詰めるのが定番のレイアウトです。その限られたスペースの中に、機能性を極限まで高めた機材が整然と並べられています。
デスク上には、配信画面、コメント確認、チャットツール、OBS(配信ソフト)を常時監視するための3画面以上のマルチモニターを配置。手元には配信のシーン切り替えや効果音のポン出しを瞬時に行う「Stream Deck」が備わっています。マイクにはSHUREの「SM7B」などの単一指向性ダイナミックマイクが多用され、エアコンの動作音やわずかなノイズも拾わない徹底した音響環境が構築されています。