木下単独の不祥事から一転、TKOというコンビの運命を決定的に変えたのが、2026年夏に報じられた相方・木本武宏の巨額投資トラブルでした。木本が親交のある投資家への出資を後輩芸人や知人に持ちかけ、総額数億円規模の金銭トラブルに発展した事件は、松竹芸能からの木本退社という最悪の結末を迎えました。
皮肉にも、この相方の転落がTKOのコンビ再始動の決定打となります。それまで「問題児の木下と、真面目で常識人の木本」という世間の対比構造が完全に崩壊し、双方が「松竹を不祥事で追われた身」となったことで、背水の陣を敷く覚悟が決まったのです。
2026年以降、二人はトークライブや謝罪記者会見を通じてコンビ活動の再開を正式に表明。かつて築き上げたコントの腕前を武器に、全国47都道府県を巡るコントライブを敢行しました。会見の現場で見せた二人の表情には、かつての売れっ子芸人特有の傲慢さは消え失せ、「お笑い以外に生き残る道がない」という鬼気迫る覚悟が滲み出ていました。この「どん底同士の再結束」が、一部のお笑いファンや関係者の心を動かし、復帰への第一歩を後押ししたことは間違いありません。