突発性難聴は、ある日突然、前触れもなく訪れる。「朝起きたら片方の耳が詰まった感じがする」「電話の相手の声が左右で違って聞こえる」「耳鳴りと一緒に激しいめまいに襲われた」——これらはすべて内耳からの緊急SOSだ。
多くの人が「単なる疲労や水が入っただけだろう」と放置してしまう。だが、それこそが最大の罠だ。痛みを伴わないことが多いため受診が遅れがちになるが、耳閉感(耳が塞がった感じ)や高音域の聞こえにくさは、内耳の有毛細胞がダメージを受けている証拠である。
少しでも違和感を覚えたら、様子を見るのではなく、一刻も早く専門医の門を叩くことが生命線となる。