2020年、新型コロナウイルスのパンデミックが秋葉原を直撃した。インバウンド観光客がほぼゼロになり、イベントは中止。人通りが激減した中央通りは、かつての賑わいを失った。
メイドカフェは特に深刻な打撃を受けた。密接な接客スタイルが感染リスクと見なされ、営業継続が困難になった。老舗を含む複数の店舗が閉店を余儀なくされた。また、大型アニメイベントの中止により、関連商品の売上も減少した。
しかし、デジタル化という新たな道も開かれた。オンライン販売の強化、バーチャル店舗の開設、リモートでのメイドカフェ体験サービス。秋葉原の店舗は、生き残りをかけて変革を進めた。
ポストコロナの回復と新たな課題
2023年以降、観光客は徐々に戻りつつある。しかし、完全な回復には至っていない。加えて、新たな課題も浮上している。賃料の高騰により、中小の専門店が撤退を余儀なくされるケースが増加。大手チェーン店や免税店ばかりが残り、秋葉原の多様性が失われつつあるという指摘もある。