天下一植物界 混雑状況のピークは、開場予定時刻の約2時間前から始まります。会場となる宝塚市立文化芸術センターのメインエントランス前には、早朝から熱心なコレクターたちが列をなし、独特の静けさと高揚感が混じり合った異様な空気が漂います。報道現場で目にする入場待機列の光景は、一般的な園芸市とは完全に一線を画しており、まるで人気フェスや限定スニーカーの発売日を彷彿とさせます。
現地を直撃取材して見えてきたのは、時間帯によって会場内の様相が激変するという明確な事実です。午前中(10:00〜13:00)は、一点モノの選抜株や希少血統のクローンを奪い合う愛好家たちで通路が埋め尽くされ、すれ違うことすら困難な密集状態となります。一方で、14:00を過ぎると熱狂的なバイヤーやコレクターの波が一服し、通路の流動性が回復。出店者とじっくり栽培環境や育成のコツについて言葉を交わしながら選ぶ余裕が生まれます。
会場へのアクセスに関しても十分な警戒が必要です。宝塚市立文化芸術センターは阪急電鉄「宝塚南口駅」から徒歩約7分、JR・阪急「宝塚駅」からも徒歩圏内という好立地にありますが、施設敷地内の駐車場は午前中の極めて早い段階で満車になります。周辺のコインパーキングも軒並み埋まるため、自動車での遠征を強行して駐車場探しで開場時間を逃す参加者が後を絶ちません。公共交通機関の利用を第一選択とし、遠方から大株を持ち帰る計画がある場合のみ、近隣駅周辺の大型予約制駐車場を事前に押さえるのがスマートな立ち回りです。