テントのたたみ方完全攻略!袋に入らない理由とプロが教える撤収裏ワザ

テントのたたみ方完全攻略!袋に入らない理由とプロが教える撤収裏ワザ

テントのたたみ方完全攻略!袋に入らない理由とプロが教える撤収裏ワザの要点や背景を丁寧にまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。

購入したばかりの新品テントは、驚くほどスリムに収納袋に収まっています。ところが一度フィールドで広げたが最後、二度と同じサイズに戻せないと感じるキャンパーは後を絶ちません。この現象の背景には、主に2つの物理的トラップが潜んでいます。

第1の要因は、幕体の内部に閉じ込められた「残留空気」です。現代のアウトドア用テントは、耐水圧1,500mm〜3,000mmを超える高度な防水コーティング(PUコーティング)が施されており、水を通さないのと同時に空気も極めて通しにくい性質を持っています。撤収時に出入り口やベンチレーションのファスナーを完全に閉め切ったまま畳んでしまうと、逃げ場を失った空気が幕の内側で巨大なエアバッグ状態を作り出します。どれほど上から膝で押し潰しても、空気が移動するだけで幕全体の体積は一切減りません。

第2の要因は、「折り幅の目測誤り」です。人間は視覚的に「だいたいこれくらい」と適当な幅で二つ折りや三つ折りを繰り返しがちですが、最終的な折り幅が専用収納袋の横幅よりもわずか3cm〜5cm広いだけで、両端が引っかかり袋のファスナーは閉まらなくなります。さらに、巻き始めに芯となるインナーテントやポールが定まっていないと、巻いていくプロセスで巻き芯が歪み、円柱ではなく台形や歪な楕円形に膨らんでしまいます。

解決策は極めてシンプルです。「ファスナーを10cm〜15cm開けて空気の抜け道を必ず作ること」、そして「収納袋の幅を基準にして最初の折り幅を正確に決めること」。この2原則を守るだけで、袋に入らないトラブルの9割は現場で解消されます。

中村 さくら
Author

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。