オープンリーチの最大の特色であり、対局者を最も震撼させるのがオープンリーチへの振り込みに伴う役満ペナルティです。待ち牌が全員に見えている状態であるにもかかわらず、他家がその当たり牌を河に捨てて放銃した場合、成立している手牌の翻数に関係なく「役満(親48,000点/子32,000点)」の支払いが命じられます。
この極端なルールの根底には、「公開された当たり牌をわざと振り込んで特定のプレイヤーを勝たせる『差し入れ(トイツ落としによるアシスト)』を完全に防ぐ」という公正性の担保と、「見えている危険牌を処理できないプレイヤーへの重罰」というゲームバランス上の設計思想があります。
ただし、ここで極めて重要な例外規定が存在します。それが「追っかけリーチ者の免責」です。
- 非リーチ者が放銃した場合:「役満」として全額責任払い。
- すでにリーチをかけている他家がツモ切りで放銃した場合:役満にはならず、オープンリーチ側の「実際の手牌の翻数(例:オープンリーチのみなら2翻)」に応じた通常点数のみを支払う。
リーチをかけているプレイヤーは自らの意思で牌を選んで捨てることができない(ツモ切りを強制される)ため、不可抗力の放銃として役満ペナルティが免除される仕組みです。このルールの存在が、オープンリーチを受けた他家に「ベタオリして完全安牌を切るか、追っかけリーチを打って勝負に出るか」という究極の二者択一を迫ることになります。