液晶画面から発せられる波長の短いブルーライトは、目の中で著しく散乱しやすい性質を持つ。網膜へ焦点を合わせるために眼球内の微細な筋肉は常に過剰な調整を強いられ、想像以上の負担が蓄積していく。また、夜間のブルーライト照射は睡眠を促進するメラトニンの分泌を抑制し、本来眼球が修復されるべき睡眠時間を直接脅かす。
これに拍車をかけるのが「ドライアイ」の問題だ。人は通常、1分間に15〜20回ほどの瞬きを行って涙の膜を維持している。ところがスマホ画面を凝視すると、瞬きの回数は3分の1以下に激減する。角膜表面を覆う油膜と水分が蒸発し、露出した角膜に微細な傷がつく。目が痛い、ゴロゴロする、光が眩しく感じるといった症状は、角膜が出している危険信号に他ならない。