この現象を紐解く上で欠かせないのが、日本のメディアが女性研究者をどう扱ってきたかという視点だ。科学的な成果そのものよりも、若い女性であること、見た目が華やかであることを過剰にフィーチャーし、ブームを作り上げたのは報道機関自身だった。
持ち上げるだけ持ち上げ、落とし穴にハマれば一転して猛バッシングを浴びせる。そして最後にはグラビアという形でその生き様すらも「商品」として消費する。メディア構造の持つ罪深さと、それに熱狂し続ける視聴者や読者のグロテスクな欲望。あの写真群は、私たちが持つ野次馬根性の鏡像でもあった。