本作の製作委員会には、日本を代表するエンターテインメント企業である吉本興業と、邦画配給の巨人である東宝が名を連ねている。笑いのプロフェッショナル集団と、日本映画のクオリティを支え続けてきた東宝の最強タッグが生み出す作品性とは何か。
それは、緻密に計算されたユーモアと、圧倒的な映像美の融合だ。吉本興業が培ってきた鋭いテンポ感のダイアログと、東宝の特撮・美術スタッフが手掛ける重厚な空間演出が合わさることで、これまでの邦画には存在しなかった「リアルでシュールな映像体験」が構築されている。単なるコメディにとどまらない、観客の感情を揺さぶる強靭なエンターテインメント構造がここにある。