ネット空間、とりわけ「なんJ」において、松本龍氏の騒動が風化しない最大の理由は、彼の一連の発言が単なる批判対象を超えて完全なネットミームへと昇華された点にある。大臣就任からわずか9日での辞任劇。その短期間に凝縮された高圧的な言動の数々は、匿名の書き手たちにとって格好のパロディ素材となった。東日本大震災という未曽有の危機に直面していた日本社会において、被災地への配慮を欠いた態度が強烈なギャップを生んだことも、記憶の定着に拍車をかけている。
物議を醸した東日本大震災時の大臣発言やネットミーム化の背景、そして2026年最新の再評価までを検証すると、知られざる炎上の真相と文脈が見えてくる。当時リアルタイムでテレビ報道を目撃した世代だけでなく、当時の状況を知らない若いユーザー層へも、掲示板上のコピペ(模倣テキスト)文化を媒介として語り継がれている点が極めて特徴的だ。