SNSに起因するメンタル不調の増大は、新たな市場の創出という側面も生み出している。急成長を遂げるメンタルヘルスケア産業では、認知行動療法に基づいたメンタルケアアプリや、オンラインカウンセリング、ストレス度測定プラットフォームなどが次々と投入されている。デジタルが生んだ病理を、デジタルや最新の医療技術でケアする試みが広がっているのだ。
同時に、物理的にデバイスと距離を置くデジタルデトックスの取り組みも、個人の趣味レベルを超えて企業研修や教育現場へと浸透し始めた。週末の一定時間をオフラインとして過ごすキャンププログラムや、スマホを金庫にロックする専用ガジェットの普及など、情報過多から脳を休ませるためのアプローチが多様化している。