就学前の年長児が受ける就学相談において、S-M検査は通常学級・通級指導教室・特別支援学級・特別支援学校といった進路検討の貴重なエビデンスになります。知能指数だけでなく、「一人で給食を食べられるか」「危険を予測して行動できるか」「集団のルールに沿って動けるか」といった身辺自立と集団適応のデータが、配置や加配支援の判断に直結するためです。
また、自治体によっては知的障害の判定や療育手帳(愛の手帳・みどりの手帳など)の交付・更新判定基準として、知能検査の結果に加えてS-M検査のSQ値を必須要件に指定している地域もあります。知能指数のボーダーライン上にいる児童でも、SQが一定水準を下回っていることで適切な福祉サービスや手当の対象と認められるケースが存在します。