元ネタの核心を解き明かすには、時計の針を大きく巻き戻さなければならない。このフレーズの源流は、かつて日本プロ野球(NPB)のマウンドを揺るがした助っ人投手、ペドロ・ドミンゴ氏の悲劇的な救援劇に由来する。横浜ベイスターズや中日ドラゴンズ、そして東北楽天ゴールデンイーグルスを渡り歩いたドミンゴ投手は、圧巻の球威を誇る一方で、極限の土壇場で突如として制球を乱す悪癖を持っていた。
決定打となったのは2008年、楽天での開幕戦だ。勝利目前の9回裏に抑えとして登板したドミンゴ投手は、悪夢のような連続四球と被安打でまさかのサヨナラ負けを喫してしまう。劇的な逆転負けに衝撃を受けたファンがネット上で彼の名前をもじり、絶望の悲鳴を上げたことこそが、伝説的フレーズ誕生の瞬間であった。