三重県の高校ハンドボールシーンは甘くない。県内には全国大会常連の強力なライバル校が複数存在し、一回戦から決勝まで気を抜ける試合は一つとして存在しない。
県内強豪校とのミリ単位の攻防
三重県高校総体(インターハイ予選)や春の選抜大会予選では、宿敵となるライバル校との死闘が繰り広げられる。お互いに手の内を知り尽くした者同士の戦いでは、一本のペナルティスローの成否や、15分ハーフ・20分ハーフの中でのタイムアウトの使い方が勝敗を分ける。四日市工業の選手たちは、相手の主力を徹底的にスカウティングし、相手の十八番パターンを無力化するための専用対策を準備して臨む。
東海大会という厚い壁とその突破
三重県を勝ち抜いた先に待っているのは、愛知県、岐阜県、静岡県の強豪がひしめく東海高等学校ハンドボール選手権大会だ。体格に恵まれた留学生選手を擁するチームや、全国レベルの技巧派チームが集うこの舞台で、四日市工業は持ち前の機動力を活かして真っ向勝負を挑む。東海地区の猛者たちと拳を交えることで、チームは大会ごとに飛躍的な進化を遂げていく。