公立校を長年苦しめてきた「遠征費や用具費の不足」という構造的課題にも、新たな解決策が登場している。自治体のふるさと納税を活用したスポーツ振興枠や、クラウドファンディングを通じた支援の輪が全国で拡大した。
地元の商店街や卒業生だけでなく、SNSを通じて「限られた環境で工夫して挑む公立校」の姿勢に共感した全国のファンから資金が集まる仕組みが定着。集まった資金で最新の疲労回復機器や弾道測定器を購入し、私立強豪との環境面での格差を急速に縮めている。地域全体でチームを育てる新しいエコシステムが成立しつつあるのだ。