臨死体験を語るのは一般の患者だけではない。過酷な事故や大病から奇跡的な復活を遂げた著名人の告白も、大衆の関心を集める大きな要因となっている。
芸能界や文化人の中にも、死後の世界 芸能人の体験談として語り継がれるエピソードは少なくない。大事故によって重体となった大物タレントが、意識不明の最中に果てしない暗闇と眩しい光の境界をさまよい、親族の声によって現世へ引き戻されたと回顧した例や、急性心不全で倒れた著名俳優が、亡き親友と穏やかな空間で会話を交わした後に心拍が再開したと明かした事例などが広く知られている。
彼らに共通するのは、売名やオカルト的な誇張ではなく、あまりに生々しく強烈な知覚体験として「あの光景」を記憶し続けている点である。生死の境界線を越えかけた実体験は、その後の表現活動や人生観に決定的な影響を与えている。