「死んだらすべてが終わる」という常識を根底から揺さぶる学術的調査が存在する。米国屈指の名門校であるバージニア大学 知覚研究部門(DOPS)は、半世紀以上にわたり、世界中から報告される「前世記憶」を持つ子どもたちの事例を科学的に収集・精査してきた。そのアーカイブ数は実に2500件を超える。
研究者たちのアプローチは冷徹なまでに実証的だ。子どもの語る断片的な証言から、該当する実在の人物が存在したかを歴史的公文書、死亡診断書、当時の新聞記事と照合する。親の誘導尋問やテレビからの刷り込み、暗号健忘(無意識の記憶のすり替え)を徹底的に排除した上で、なお説明のつかない事実の一致をあぶり出すのだ。
蓄積されたデータが示すのは、単なる記憶のフラッシュバックだけではない。前世で負った致命傷と同じ位置にある先天的なアザ(母斑)や形態異常、幼少期には説明がつかない恐怖症や嗜好の一致など、肉体と精神の双方が連動する異常な相関関係が確認されている。死後の意識の継続を単なるファンタジーとして切り捨てることは、科学的データの集積を前にして困難になりつつある。