「装備がどれほど進化しても、最後に命を救うのは隊員の執念だ」
部隊を構成するのは、ハイパーレスキュー(特別高度救助隊)などで苛烈な現場を潜り抜けてきた精鋭たちだ。彼らの日常訓練は過酷を極める。深夜の人工大雨施設での泥まみれの捜索、崩落したビルを模した極狭空間での救出アプローチ……。肉体と判断力を限界まで追い込む日常がここにある。
ある隊員は静かに語る。「重機の操作一つ、ドローンの見落とし一つに誰かの命がかかっている。恐怖を感じないと言えば嘘になる。だが、私たちが足を止めれば、その先にある命が途絶える」。冷徹なまでのプロ意識と熱い使命感が、彼らの背中を支えている。