『エヴァンゲリオンシリーズ』を完結に導いた庵野秀明総監督と、時代の表現者である宇多田ヒカル。スタジオカラーによる緻密な世界観構築に対し、宇多田ヒカルはソニー・ミュージックレーベルズからのリリースを通じて、人間の最も生々しい感情の機微を音と言葉に変換してみせた。
庵野秀明からの直接のオファーを受けた宇多田ヒカルは、制作段階の台本を念頭に置きつつも、あくまで個人的な体験や普遍的な人間関係のリアリティを歌詞に投影したという。個人の孤独と他者との距離感、そして避けて通れない別れ。作品の世界観を追従するだけでなく、クリエイター同士の表現が共鳴し合った結果、アニメの枠組みを超えた芸術的強度を持つ名曲が誕生した。