15年以上前、辻希美が育児ブログを開設した当初、その内容はバッシングの対象になることが珍しくなかった。「いちごに練乳をかけすぎ」「流し素麺のやり方」「お葬式での服装」など、何をやっても叩かれる空気が存在していたのは事実だ。
しかし、彼女は逃げなかった。毎日欠かさず更新される膨大な家事と育児の記録、手を抜かない手料理、子供たちの笑顔。何年間も圧倒的な行動量を見せ続けた結果、批判していた層は沈黙し、いつしか「あんなに手際よく愛情を注げる母親は他にいない」という称賛へと変わった。批判を努力と継続で黙らせた稀有な例と言える。