古典的なセルフマネジメント論を現代のデジタル環境へ落とし込む取り組みとして、7つの習慣プロジェクトが提案する優先順位のマトリクスが再び注目されている。日々の業務が「緊急かつ重要」な対応ばかりに追われていると、人は常に防戦一方となり要領の悪さを加速させてしまう。「緊急ではないが極めて重要な準備作業」にどれだけ時間を割り振れるかが、勝負の分かれ目となる。
このマトリクスを運用する基盤となるのが、構造化されたタスクマネジメントの実践だ。頭の中で「アレもやらなきゃ、コレも忘れてはダメだ」と記憶を保持しようとすること自体が、脳の処理速度を著しく低下させる。すべてのタスクは頭の外へ吐き出し、信頼できるシステムやリストに一元化する。頭の中を常にクリアな「空き容量十分」の状態にしておくことこそが、処理速度を限界まで引き上げる秘訣なのだ。