幾多の話題作がひしめき合った中でも、後世に語り継ぐべき絶対的な傑作を厳選した。制作陣が明かした驚きの舞台裏エピソードとともに、珠玉のランキングをお届けする。
第1位は社会現象を巻き起こした『イカゲーム』。ファン・ドンヒョク監督が構想から10年以上もの間、「グロテスクすぎて非現実的」と各社から企画を却下され続け、極度のストレスで歯を何本も失いながら執筆したという執念の脚本だ。主演のイ・ジョンジェが見せた泥臭い人間味と緑のジャージ姿は、瞬く間に現代カルチャーのアイコンへと昇華した。
第2位には、痛快無比なダークヒーロー劇『ヴィンチェンツォ』がランクイン。イタリアマフィアの顧問弁護士が、悪党の手法で巨悪を叩き潰すカタルシスは世界中を痺れさせた。コロナ禍の渡航制限により、オープニングを含む壮大なイタリアの街並みがほぼ全編スタジオのCG合成で制作されていたという撮影秘話は、当時のVFX技術の高さを物語る有名な逸話である。
第3位は、兵役のタブーに切り込んだ『D.P. -脱走兵追跡官-』。軍務を放棄した脱走兵たちを追う二人の青年の目を通し、過酷ないじめや組織の不条理をリアルに描いた。主演のチョン・ヘインとク・ギョファンの生々しい演技は韓国内でも激しい議論を呼び、社会を動かす力を持つドラマとして高く評価された。
第4位の『海街チャチャチャ』は、都会に疲れた歯科医と万能な田舎の青年が織りなす極上のヒーリングロマンス。美しい港町を舞台にした温かなコミュニティの物語は、パンデミック下の世界に深い癒やしを届けた。そして第5位は、謎の怪異による「地獄への宣告」を通じて狂乱する人間心理を描いた『地獄が呼んでいる』。ヨン・サンホ監督特有のダークな世界観が視聴者を圧倒した。