海外のエビデンスだけでなく、アジア系人種を対象とした国内の研究データも極めて重要だ。日本人は欧米人に比べて遺伝的にインスリン分泌能力が低い傾向にあり、食後高血糖を起こしやすい体質を持っている。
国立がん研究センターが実施している多目的コホート研究(JPHC研究)のデータでも、コーヒーを日常的に摂取するグループにおいて糖尿病発症リスクの低下傾向が確認されている。また、日本糖尿病学会の専門家らも、生活習慣病予防における食事療法・運動療法の補助として、適切なカフェイン・ポリフェノールの摂取に関心を寄せている。日本人の体質においても、コーヒーが持つ糖代謝への好影響は確実に作用していることが窺える。