新幹線区間の線路や架線を走りながら点検する「ドクターイエロー」。車両の老朽化に伴い引退が迫り、話題を集めるこの「見ると幸せになる新幹線」の内部にもカメラは深く潜入した。車内に敷き詰められた特殊な計測器群と、それに目を光らせる専門技術者たち。
黄色の車体が静かに夜の線路を走り抜ける裏側で、線路の歪みを0.1ミリ単位で測定し、架線の摩耗状況をリアルタイムで解析する作業が延々と続く。時代の節目を迎えつつあるドクターイエローだが、そこで働くスタッフたちの眼光はどこまでも鋭い。新幹線の安全を文字通り裏から支え続けてきた黄色い名機の誇りが、固定カメラの画角一杯に広がっていた。