神崎健二八段を語る上で欠かせないのが、弟子たちの目覚ましい躍進です。一門からは、鋭い攻守のバランスでトップ棋士と渡り合う大石直嗣八段や、振り飛車党のエースとして独自の地位を築く西田拓也五段など、将棋界を代表する俊英が育ちました。
神崎八段の指導スタイルは、型にはめ込まず弟子の個性を最大限に尊重する温かさが特徴です。「自ら考える力」を信じて見守るスタンスが実を結び、門下生たちは師匠譲りの粘り強さと独自の発想力を兼ね備えた棋士へと成長しました。師匠の温厚かつ芯の通った背中を見て育った弟子たちが、今やタイトル戦や各棋戦の本戦で主役を張っています。