小部東アローズの指導体制には、確固たるフレームワークが存在する。低学年(1〜3年生)と高学年(4〜6年生)で明確にステップを分けた段階的育成モデルを採用している点だ。
低学年の段階では、「野球を楽しむこと」が最優先される。ボールと遊ぶ感覚、打つ喜び、走る楽しさを身体に染み込ませる。投球や打撃のフォームに過度な制約を設けず、運動能力全般を高めるトレーニングが中心だ。早期の勝利至上主義に陥らない工夫がここにある。
高学年で開花する技術と戦術理解
4年生以上になると、本格的な野球理論とチームプレーの戦術指導が加わる。守備位置ごとのカバーリング、ケースバッティング、走塁の判断力など、細部にわたる指導が行われる。
特筆すべきは、怪我の予防に対する徹底したアプローチだ。近年、学童期における肘や肩の障害が問題視されているが、小部東アローズでは投球数の管理やストレッチの指導を厳格に行っている。目前の試合に勝つこと以上に、子どもたちの将来の競技生活を守るアプローチが徹底されている。