彼のビジュアルの骨組みを作ったルーツを探る上で外せないのが、劇団☆新感線への参加をはじめとする舞台経験だ。舞台俳優としてキャリアを積み上げていた時期、彼は激しいアクションと大声量のセリフ回しを連日こなしていた。全身の筋力を駆使し、顔全体の表情筋をフルに使う舞台の現場は、自然と顔の引き締め効果をもたらす。
舞台に立つ人間としての高い美意識やプロ意識は、この下積み時代に徹底的に叩き込まれた。役柄に合わせて体重をコントロールし、過酷な稽古に耐え抜く身体を作り上げる生活習慣が、今なお彼の若々しいスタイルと顔つきを支えている。整形といった安易な手法に頼る必要がないほどの自己管理能力が、彼という役者の根底には息づいている。