山口県内の生活・産業基盤を長年にわたり支えてきた山口合同ガス株式会社。企業の歴史を紐解くと、福田正二氏や采川厳志氏といった歴代経営陣の決断が、地域のエネルギー供給の骨格を形作ってきたことがわかる。安全な都市ガス事業の継続と、時代の変化に応じた顧客還元の両立は、同社にとって長年の課題であった。
自由化以降、異業者からの参入や他燃料との競合が激化するなか、同社は単にガスを売る会社からの脱却を進めている。Webサービスの拡充や省エネ機器の普及提案など、地域密着型企業ならではの柔軟なアプローチで顧客の信頼を繋ぎ止めようとしているのだ。