ニャンゾル・ワイゾルが持つ聖文字「W」の能力「紆余曲折(ザ・ワインディング / The Wind)」は、作中でも屈指の理不尽さを誇る防御・空間干渉能力です。「彼自身が敵だと認識したもの、あるいは彼を傷つけようとする攻撃」の軌道をすべて本能的に曲げてしまう特性を持っています。
零番隊の麒麟寺天示郎による斬撃や、修多羅千手丸の神兵による槍撃も、彼に触れる直前にことごとく直角や曲線を描いて逸らされ、傷一つ負わせることができませんでした。攻撃だけでなく、彼が触れた敵自身の肉体や武器そのものを捻じ曲げて真っ二つに裂くといった応用攻撃も可能であり、初見殺しとしては最高峰の性能を誇ります。
元ネタや名称の由来として、英語の「Winding(曲がりくねった、紆余曲折)」と「Wind(風、あるいは巻きつけること)」のダブルミーニングが意識されていると考えられています。物理法則を完全に無視して空間を歪めるその性質は、読者や視聴者に「どうやって攻略するのか」という強い絶望感を与えました。