この地を象徴するのが、底から湯が湧き出る天然の混浴露天風呂である。青みがかった乳白色の湯は遮蔽効果が高く、入浴時の心理的ハードルを下げてくれるが、誰もが快適に過ごすためには細やかなマナーへの配慮が欠かせない。脱衣場から湯船に入る際はバスタオルの使用や湯浴み着の扱いに関するルールを事前に確認しておきたい。
日本秘湯を守る会の象徴的な存在として知られるこの場所では、自然と一体になる静寂そのものが価値を持つ。大声での会話を控え、湯浴み客同士がお互いのプライバシーを尊重し合う心遣いがあってこそ、真の秘湯体験が完成するのだ。女性専用の露天風呂も併設されているため、混浴に抵抗がある方でも安心して名湯の醍醐味に浸ることができる。