『うまのプリンスさま』を手掛けたのは、ユニークなカジュアルアプリを多数生み出してきた日本の気鋭デベロッパー株式会社USAYAです。本作がリリースされた当時、乙女ゲーム市場は王道の学園モノやファンタジーが飽和状態にありました。そのレッドオーシャンへ突如投下されたのが、「顔面だけ超絶イケメンの馬」という前代未聞のコンセプトでした。
主人公は、都会の仕事に疲れ果てて牧場を訪れたごく普通の女性。そこで出会ったのが、人面馬のユマです。なぜ馬が人間の顔に見えるのかという疑問に対し、作中では「午年(うまどし)生まれの女性にだけイケメンに見える」という力技の理由付けがなされ、プレイヤーの突っ込みを一蹴しました。
美麗な乙女ゲーム風イラストと、写実的な競走馬のグラフィックが融合したコラージュのような画面構成は、公開直後からX(旧Twitter)などで爆発的に拡散されました。国内外の著名YouTuberやVTuberがこぞって実況プレイ動画を投稿し、海外でも『My Horse Prince』の名で熱狂的なファンコミュニティが形成されたのです。