プロ16年目を迎えるマウンドで、美馬学投手は自身の役割を冷静に見つめ直しています。先発ローテーションの再編やチームの世代交代が進むなか、求められているのは「ここぞの場面で試合を作る計算できる投球術」です。
シーズン中の2軍調整の主な理由は、肉体的なケアと球威・制球の微調整にあります。全盛期のような140キロ台後半の直球でねじ伏せるスタイルから、カットボール、シュート、スライダーを低めに集める緻密な組み立てへとシフトしており、ファームで万全のコンディションを作り上げてから1軍の登板予定に合わせて合流する起用法が確立されています。
首脳陣も「美馬がベンチやローテにいるだけで投手陣全体の精神的支柱になる」と全幅の信頼を寄せており、登板機会が巡ってきた際には熟練のピッチングで打者を翻弄する準備を常に整えています。