プロジェクト名の読み方は「ロットバルトバロン」。クラシックバレエ『白鳥の湖』に登場する悪魔「ロートバルト男爵(Rothbart Baron)」の響きや、どこか架空の異国を想起させる語感から名付けられました。単なる記号にとどまらず、神話的でどこか寓話的な彼らの音楽世界を象徴するネーミングとして定着しています。
中心人物である三船雅也(みふね・まさや)は、ボーカル、ギター、作詞作曲、プロデュースのすべてを手掛ける音楽家です。多感な時期に海外のフォークロック、チェンバーポップ、教会音楽、現代音楽など幅広い音源に触れ、独学でソングライティングとサウンドデザインの技術を磨き上げました。インタビューの証言によると、幼少期から視覚芸術や写真、文学にも深い関心を寄せており、その多角的な感性が映画的で奥行きのあるサウンド構築に直結しています。
2008年の結成当初は、学生時代からの仲間であったドラマーの中原鉄也との2人組としてスタート。東京・吉祥寺や下北沢のライブハウスシーンで頭角を現し、アメリカ・フィラデルフィア録音やロンドンでのミックスダウンなど、早い段階から海外の制作現場へ飛び込む独自のフットワークを見せていました。