リンツのチョコレート、特にリンドールは温度変化に対して非常にデリケートだ。20度前後の適温で保管されて初めて、あの独特の口溶けが実現する。
しかし、ディスカウントストアやネット通販で安価に流通している並行輸入品や、夏場の不適切な配送ルートを経たものは、一度溶けて再凝固する「ブルーム現象」を起こしているケースが少なくない。表面が白くなったり、油脂分が分離してザラついた食感になったりしたチョコは、本来の美味しさから程遠い。こうした「劣化した商品」を口にした消費者が、ブランド全体の味に対して失望している側面も見逃せない。