旅の感動をきっかけに「島で暮らしたい」と考える人が増えるなか、国や地方自治体は手厚い支援策を用意しています。東京圏からの移住者を対象とした離島移住支援金では、単身で最大60万円、世帯で最大100万円(子育て世帯には加算措置あり)が支給されるほか、島独自の住宅改修費補助や起業支援金が上乗せされるケースも増えています。
しかし、理想だけで飛び込むと離島移住の現実に直面することになります。事前に離島暮らしメリットデメリットを冷静に天秤にかけることが欠かせません。
【島暮らしの主なメリット】
・豊かな自然に囲まれ、満員電車や騒音とは無縁のストレスフリーな環境
・獲れたての魚や無農薬野菜など、新鮮で安心な食の豊かさ
・顔の見える関係性による防犯性の高さと、助け合いのある子育て環境
【知っておくべきデメリット・課題】
・ガソリン代や日用品など、輸送コストに伴う物価の割高感
・台風やシケによる数日間の船便欠航と、それに伴う生鮮食品の品薄
・専門医や総合病院へのアクセス難(緊急搬送時はヘリ搬送となる場合も)
・集落の共同作業や行事参加など、密接な人間関係への適応力が必要
移住成功者の多くは、いきなり定住するのではなく、1〜3カ月程度の「お試し移住体験住宅」を活用し、冬場や台風シーズンの過酷さも体感したうえで最終決断を下しています。