旧来型の大手メディアが構造的停滞から抜け出せない一方、インターネット空間では確かな地殻変動も起きています。大手マスコミから独立したジャーナリストたちによる独立系調査報道NPOや専門WEBメディアの台頭です。
既存の記者クラブに頼らず、独自の公文書開示請求や緻密なデータ分析、内部告発の掘り起こしによって権力の不正を暴く試みが活発化しています。読者からの直接課金や寄付によって運営基盤を築くモデルが広がりつつあり、スポンサーや政治権力に一切縛られない自由な言論空間が芽生え始めました。
大手メディアがタブー視した問題であっても、ネット発の徹底取材が世論を動かし、結果としてマスコミ各社や国会を後追いで動かす事例が確実に増えています。「制度としての報道の自由」が形骸化する中で、「個のジャーナリズム」がその空白を埋めようとする動きこそが、現在の希望と言えます。