比内地鶏や薩摩地鶏と並び、「日本三大地鶏」の筆頭として数えられる名古屋コーチン。その最大の魅力は、運動量の多さと長期飼育によって育まれる独特の肉質にある。
一般のブロイラーが約50日で出荷されるのに対し、名古屋コーチンは約120日から150日もの時間をかけてじっくりと育て上げられる。引き締まった赤身肉は噛むほどに旨味成分であるイノシン酸が口いっぱいに広がり、脂身はしつこさが一切なく甘く芳醇だ。地鶏・伝統和食の粋を集めたその味わいは、刺身、焼き鳥、水炊きと、どんな調理法であっても圧倒的な存在感を放つ。