同校の基底に流れるのは、創立者である鈴木修学が掲げた「万人の幸福」を目指す精神である。時代がいかにデジタル化しようとも、福祉の根底にあるのは人間への深い情愛と他者理解にほかならない。この人間主義の理念は、後の学術的発展を支えた児玉善郎をはじめとする歴代の研究者・教育者たちによって受け継がれ、発展を遂げてきた。
最先端のICT基盤を導入する目的も、単なる効率化にとどまらない。地理的・物理的な制約を超えて誰もが等しく学べる環境を構築することこそが、現代における社会福祉教育の真理であり、鈴木修学や児玉善郎が描いた福祉社会の実現に向けた実践的アプローチと言える。