ワールドカップをはじめとする主要国際大会の直前合宿や現地キャンプにおいて、JFA公式発表に名を連ねる「サポートメンバー(トレーニングパートナー)」。彼らは本大会のベンチ入りはおろか公式登録リストにも入らない立場でありながら、チームのチャーター便や公式ホテルに同行し、トップチームと全く同じスケジュールでトレーニングをこなします。
なぜ本登録外の若手をわざわざ多額の遠征費を投じて帯同させるのか。その最大の理由は「11対11の実戦練習におけるクオリティの担保」と「日本サッカー界全体の世代間投資」という二面性にあります。本大会の登録枠(26名)だけでは、GKを含めた紅白戦や緻密なセットプレーのシミュレーション、対戦国の戦術を模倣した仮想敵としてのトレーニングをこなす際に人員が不足し、主力選手の疲労蓄積も避けられません。
そこでU-19やU-20年代の選りすぐりのタレントを抜擢し、チームの練習強度を極限まで引き上げる役目を託しているのです。森保ジャパン体制下でもこの方針は一貫しており、2026年北中米ワールドカップを見据えた強化プロセスにおいても、将来の日本代表を背負う若手有望株が継続して招集されています。