なぜここまでダイキン社長の息子や世襲の噂が検索され続けるのでしょうか。その要因は、同社の創業からの歴史と日本の財界における一般的な企業イメージのギャップにあります。
ダイキン工業の歴史は、1924年に山田晁氏が創業した「大阪金属工業所」に始まります。創業初期こそ山田家のリーダーシップが存在したものの、その後は卓越した経営手腕を持つプロパー社員が歴代社長を務める体制へと完全にシフトしました。山田稔氏、井上礼之氏、そして十河政則氏へとバトンが渡される過程で、いわゆる同族支配・世襲人事の構図は完全に解体されています。
にもかかわらず、「関西の名門大手=創業家支配」という先入観を持つ層が「社長の息子の学歴」や「後継者としての入社」を検索して真相を確かめようとする動きが、ネット上の関心として残り続けています。