特撮ヒーローとして脚光を浴びる一方で、彼が牙を研ぎ続けてきた領域が時代劇である。立ち回りの美しさ、着物の所作、そして腹からの声量。これらは短期間の訓練で身につくものではなく、幼少期から本物の芝居を間近で見続けてきた者だけが持つ身体感覚に裏打ちされている。
テレビ朝日をはじめとする主要局の歴史あるドラマシリーズにおいても、その存在感は幾度となく異彩を放ってきた。悪役から人情味あふれる役柄までをこなす引き出しの広さは、時代劇の現場で鍛え上げられた確かな基礎があってこそだ。伝統的な芝居の美学を継承しつつ現代のエンタメに昇華させる手腕は、業界内でも高い評価を獲得している。