空前のヴィンテージ・レコードブームが頂点を迎えた今年、街のレコードショップ巡りは単なる買い物から「情報戦」へと姿を変えた。初心者から筋金入りのディガーまでを魅了する決定版の歩き方と、マニアの間でのみ囁かれる極秘の入荷ラインを紹介しよう。
中央線の高円寺や中野の雑居ビルに潜む隠れた名店では、Webサイトに掲載される前の「生きた入荷情報」が店主のSNSストーリーズや常連のネットワークでひそかにリークされる。特に限定カラー盤やRecord Store Day用の限定プレス、海外プレス工場のデッドストックは、店頭に並んでからわずか15分で蒸発することも珍しくない。
狙い目は平日の14時。買取カウンターから仕分けされたばかりのバガボンド(未整理箱)が店頭に押し出されるその瞬間だ。事前の情報収集を怠らず、直感を研ぎ澄まして箱を掘れば、あなただけの至高の1枚に巡り会える確率は劇的に跳ね上がる。