当時の熱狂は凄まじかった。身長差約30センチというビジュアルのインパクトもさることながら、現役トップアイドルと売り出し中の若手実力派俳優の恋は、あまりにもドラマチックだった。矢口はグループのルールや世間の批判を前に、自ら脱退という重い決断を下した。あの決断がなければ、その後のモーニング娘。の歴史も、彼女自身のタレント人生も全く違うものになっていただろう。
失ったものは大きかった。しかし、彼女が選んだのは「逃げ出すこと」ではなく、自らの選択に責任を持つことだった。この潔さが、のちに彼女が芸能界で独自のポジションを築く原動力となる。