当時、デビュー間もないジャスティンは、アッシャーの紹介でディディと出会った。
YouTubeから彗星のごとく現れたカナダの少年。純粋無垢。その彼が、業界の酸いも甘いも噛み分けた大物プロデューサーの手に委ねられたのだ。
ネット上に残る古い動画がある。ディディがカメラに向かって、ジャスティンと48時間を共に過ごすと宣言する場面だ。
「彼が何をしているかは教えられない。だが、15歳の少年が夢見るようなことだ」
ディディは不敵に笑っていた。
今、この映像を見返すと背筋が凍る。保護者の同伴もなく、まだ善悪の判断もつかない未成年が、大人の「遊び場」に放り込まれていたのだから。