ラプラスの悪魔はなぜ否定された?決定論の破綻とAi時代の新解釈

ラプラスの悪魔はなぜ否定された?決定論の破綻とAi時代の新解釈

ラプラスの悪魔はなぜ否定された?決定論の破綻とAi時代の新解釈についての真相をご紹介します。

量子力学が「ミクロの壁」を突きつけたとすれば、カオス理論は私たちが暮らす「マクロの世界」において予測の限界を証明しました。

古典力学がそのまま通用するはずのマクロな世界であっても、三体問題(3つ以上の天体が重力を及ぼし合う運動)や気象現象のように、複数の要素が複雑に絡み合う非線形システムでは、未来予測が急速に不可能となります。ここで重要となるのが「初期値鋭敏性」、通称バタフライ効果です。

「ブラジルで蝶が羽ばたくと、テキサスで竜巻が起きるか」という比喩で知られる通り、初期条件にほんのわずか(例えば小数点以下何十億桁目という極小の誤差)な違いがあるだけで、時間の経過とともにその差は指数関数的に拡大し、全く異なる結果をもたらします。

宇宙全体の未来を予測するには、宇宙に存在するすべての粒子のデータを「無限の精度」で取得・計算しなければなりません。しかし、宇宙内に存在する計算機が宇宙全体の情報量を上回ることは熱力学的に不可能です。情報エントロピーの観点からも、悪魔の存在は完全に否定されました。

山崎 陸
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山崎 陸

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