蜻蛉日記の品詞分解を完全網羅!嘆きつつ・うつろひたる菊の訳と文法

蜻蛉日記の品詞分解を完全網羅!嘆きつつ・うつろひたる菊の訳と文法

蜻蛉日記の品詞分解を完全網羅!嘆きつつ・うつろひたる菊の訳と文法に関する話題のニュースを速報でお届けします。関心のある方は必見です。

古典文法の学習において、最も確実な実力向上への近道は「品詞の分解と用言・助動詞の活用判定」です。ここでは、教育現場や入試問題で頻出する三大ハイライトを文法単位で細分化して解説します。

1. 冒頭部(自伝的執筆意図の表明)

「かくありし時すぎて、世の中にいとものはかなく、とにもかくにもつかで、世に経る人ありけり。」

【文法詳細分解】
・かく:副詞(このように)
・あり:ラ行変格活用動詞「あり」の連用形
・し:過去の助動詞「き」の連体形(直後の名詞「時」を修飾)
・時:名詞
・すぎ:ガ行上二段活用動詞「すぐ」の連用形
・て:接続助詞
・世の中:名詞(男女の仲、世間)
・に:格助詞
・いと:副詞(たいそう、非常に)
・ものはかなく:ク活用形容詞「ものはかなし」の連用形(頼りなく、あてもなく)
・とにもかくにも:副詞(どのようにも、あれこれと)
・つか:カ行下二段活用動詞「つく」の未然形(落ち着く、身を寄せる)
・で:打消接続助詞(〜ないで)
・世:名詞
・に:格助詞
・経る:ハ行下二段活用動詞「ふ」の連体形(過ごす、生きていく)
・人:名詞(作者自身を客観化した三人称表現)
・あり:ラ行変格活用動詞「あり」の連用形
・けり:過去の助動詞「けり」の終止形

2. 「うつろひたる菊・町の小路の女」発端場面

「さて、九月ばかりになりて、出でにたるほどに、箱のあるを見れば、手紙あり。」

【文法詳細分解】
・さて:接続詞(そうして、ところで)
・九月:名詞
・ばかり:副助詞(〜のころ、およそ)
・に:格助詞
・なり:ラ行四段活用動詞「なる」の連用形
・て:接続助詞
・出で:ダ行下二段活用動詞「いづ」の連用形
・に:完了の助動詞「ぬ」の連用形
・たる:存続の助動詞「たり」の連体形(「出でにたる」=すっかり出かけてしまっている)
・ほど:名詞(ころ、あいだ)
・に:格助詞
・箱:名詞(文箱)
・の:格助詞(主格「〜が」)
・ある:ラ行変格活用動詞「あり」の連体形
・を:格助詞(対象・接続)
・見れ:マ行上一段活用動詞「みる」の已然形
・ば:接続助詞(確定条件・偶然条件「〜すると」)
・手紙:名詞(手紙、文)
・あり:ラ行変格活用動詞「あり」の終止形

3. 百人一首でも名高い名歌「嘆きつつひとり寝る夜」

「嘆きつつひとりぬる夜の明くる間はいかに久しきものとかは知る」

【文法詳細分解】
・嘆き:カ行四段活用動詞「なげく」の連用形
・つつ:接続助詞(反復・継続「〜しながら」)
・ひとり:副詞
・ぬる:ナ行変格活用動詞「ぬ(寝)」の連体形(直後の名詞「夜」を修飾。完了助動詞「ぬ」との混同厳禁)
・夜:名詞
・の:格助詞(主格「〜が」)
・明くる:カ行下二段活用動詞「あく」の連体形
・間:名詞
・は:係助詞
・いかに:副詞(どれほど、どんなに)
・久しき:シク活用形容詞「ひさし」の連体形(長い、待ち遠しい)
・もの:名詞
・と:格助詞(引用)
・か:係助詞(疑問・反語)
・は:係助詞(強調)※「かは」で強い反語「〜だろうか、いや決して知らない(分からない)」
・知る:ラ行四段活用動詞「しる」の連体形(係助詞「かは」の結びにより終止形「しる」と同形だが文法上は連体形)

山口 彩花
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山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。