青春の本質を語る上で、世界中で読み継がれてきた名言の数々は決定的な示唆を与えてくれます。中でも最も有名なのが、米国の詩人サミュエル・ウルマン(Samuel Ullman)が遺した『青春(Youth)』の詩です。
日本においては、パナソニック創業者である松下幸之助氏をはじめ、数多くの実業家や文化人が座右の銘として引用したことで広く知られています。
「青春とは人生のある期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ。
優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇気、安易を振り捨てる冒険心、こう言った心の様相を青春と言うのだ。
年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる」
—— サミュエル・ウルマン『青春の詩』(岡田義夫 訳より抜粋)
ウルマンが看破したのは、肉体の衰えと精神の老いは別物であるという真理です。たとえ20代であっても、情熱を失い変化を恐れて守りに入れば精神は老齢であり、たとえ70代・80代であっても、新しい知見に目を輝かせリスクを取って挑戦し続ける人は、まさしく青春の真っ只中にいます。
文豪・夏目漱石やアルベルト・アインシュタインといった歴史の偉人たちも、「好奇心を持ち続けることの尊さ」を異口同音に語っています。青春とは他者から与えられる期間ではなく、自らの意志によって選択し続ける「生き方の姿勢」そのものです。